新入荷のお知らせ

こんにちは、枯淡苑です。

オンラインストアに新しく追加した3冊のお知らせです。

このところ店主の身近な方々が関わる書籍が重なって入ってきたので、あらためてご紹介いたします。

  1. 【新刊】めるきおーる vol.3
  2. 【新刊】そこに人がいるから
  3. 【新刊】Rikka Zine vol.1 Shipping


『めるきおーる vol.3』

松本市内の読書会「やつはみ喫茶読書会」メンバー有志によるオリジナル文芸誌の第三弾です。

読書会主宰のほか、当店での委託販売や、まつもと一箱古本市運営など幅広く本の活動をされているブックスエコーロケーションさんが執筆者をまとめ、コロナ禍の中、オンライン打ち合わせを重ねてじっくり作り上げました。(当店の店主もお誘いいただき、翻訳で参加しました)

読書会で通じ合った執筆者たちによる作品は、みな専業作家ではないからこその等身大で、個性が突き出た読み物ばかりです。少部数限定なので、お早めにどうぞ。

新型コロナでの影響でしばらくオンラインとなっていましたが、春より対面での読書会も再開しています。Twitterブログでのお知らせを随時ご確認ください。

【新刊】めるきおーる vol.3 

 

『そこに人がいるから』

「上高地線愛好家」の信州大学院生が制作したオリジナル写真集です。

もともと鉄道好きだった著者の小林さん、移住を機に沿線界隈の人々の生活と交わりはじめ、作品集の元となる写真を撮るようになったそうです。

写真作品でこの表現は野暮ったいかもしれませんが、彼の性格を如実に反映しているのか、落ち着いた端正な風景写真が並んでいます。

各頁には、地元の方も、遠方の方も、上高地線を取り巻く景色をまじまじと見つめたくなる美しさが隠れています。

【新刊】そこに人がいるから


『Rikka Zine vol.1』

『2000年代海外SF傑作選』『2010年代海外SF傑作選』(ハヤカワ文庫SF)で知られる橋本輝幸氏が創刊した、あたらしいSF・ファンタジー雑誌。

日本・韓国・中国・ブラジル・英語、プロ・アマ、国内外問わず色とりどりの文化が入り混じる、スタイリッシュなペーパーバック型の文芸誌です。

当店では、日本語版の紙書籍を販売させていただくこととなりました。

「Shipping」と題された本号では、船出、輸送、関係性などを表す18の小説と1編の論考が収録されています。作品は「Delivery」「Weird」「Chosen Family」など、章ごとに独特のサブテーマに分割され、読み初めの窓口を選べます。

なんと、『めるきおーる vol.3』でも書かれている灰都とおりさんの作品も収録されています。『めるきおーる』を読むと本書収録作品との作風の違い・幅までお楽しみいただけると思います。

世界をまたいだ新進気鋭の作家たちによる、本書でしか読めない虚構をお楽しみください。

 【新刊】Rikka Zine vol.1 Shipping