■枯淡苑のコメント
かつてバズライターとして名を馳せた著者が“インターネットへの愛と憎しみ”と共に、内なる美意識を省み、現代社会の諸問題へと調和させていくエッセイ。
本書で綴られる感情や価値観の変遷は、店主が枯淡苑を始めた理由に共通する部分が多く、「インターネットとうまくつきあう」もバランスについて考えさせられる一冊。
■紹介(版元ドットコムより)
あたりまえに生きるための言葉を取り戻す。
出会うべき誰かと強く惹かれあうために――。
アメリカ在住のエッセイストが贈る、瑞々しいデビュー作!
「バズライター」が自分を取り戻すために綴り続けた文章は、ゆっくりと静謐で美しかった。ここじゃない場所へ移動できないときにも、世界を閉ざさないためのしなやかな本がある。
――ブレイディみかこ
日本の内側にも外側にもぽんぽんと弾んで飛びだしてゆく、ゴムまりを思わせるエッセイ集。まっすぐに思索し、いまという時代を映す勇敢なゴムまりである。
――江國香織
SNS時代の求愛方法/エシカル消費とBLMの繋がり/ホラ吹きグリーンウォッシュ/ポストラグジュアリーの潮流/大統領選、青と赤のあわいにある色たち/ミニマルな働き方/とびきり美しい傘/「良いことでは飯が食えない」への終止符を……etc.
note等で大反響を呼んだエッセイを大幅に改稿し、書き下ろし6篇を加えた一冊。
世界の諸問題への視点と生活への美意識が胸を打つ、〈多様性の時代を象徴する〉新世代エッセイ集!
■その他商品情報
著:塩谷 舞
出版:文藝春秋
判型・頁数:四六判、 272ページ
発売日:2021年2月25日
※本商品は帯なしでのお渡しとなります